ムーランいっさです。
ー4年前ー
関西人である私は、観光で1人東京都にある渋谷に訪れた。
若者の街といわれている渋谷、20歳になったばかりの私ももれなく興味があったのだ。
着いたのは昼頃で、早速食事をしようと思いiPhoneで店を探した。すぐ近くに渋谷でランキング1位のラーメン屋があった。
ラーメン屋に行くと、既に他の客で賑わっていた。
私は席に座り、後から入ってきた見知らぬ男と相席することになった。
私はラーメンを選択し、見知らぬ男も「僕も同じので」と注文を済ませた。
程なくしてテーブルに2つのラーメンを置かれた。醤油で味が濃いめであり、なかなかのうまさである。
相席の見知らぬ男より先に食べ終わり、(もうこいつと一生会うことはないな)と思いながら店を出た。
店を出ると行列ができていたので、自分は並ばずに済んでよかったなと小さく優越に浸った
その後道玄坂で「ラブホやー!」とトイザらスに来た子どもみたいに興奮していたが、その後は特に行きたいところもなかったのでなんとなくテレビで見る109に行くことにした。
当時の私は109は女性モノしかないことを知らなかった。
中に入ると女女女女しかいないし女性モノファッションしか置いてないので私の心も女らしくなっていった…んなわけあるか動くな!1ミリも動かずパンティーを見せろ
109に(勝手に)失望した私は入り口前にある銀の手すりみたいなとこに腰掛けた。
すると
(プリュ!)
下腹部から異常な音がし、お尻が湿っていることを感じ取った。
それと同時に私は渋谷にいる都会育ちであろう者たちにアヘ顔を晒した。
すぐに私は渋谷駅にあるトイレに向かった。人で賑わうあの道を、ただただ早歩きした。
トイレに着いた私は、無事(無事じゃない)パンツとお尻を洗って再び渋谷を歩いた。
その後の東京はどうなったかは知らない。あの場にいた奴もしこれを読んでいたらすまない、大阪では日常茶飯事なので許してほしい。俺は渋谷以外で漏らしたことないけど。
私が早歩きしたあの道は、今日も誰かが何気なく歩いている。
無論あの場所は私だけでなくさまざまな人の瞬間を捉え、歩かれてきた。
それでもあの場所を歩いた者は皆、あの場所にさまざまな過去を懐に収めながら今日を生きている。
さいごに
電車でやったらしばく